その日入荷した旬の魚や野菜を使うから、 メニューは毎日変わる。
おすすめの地酒も日替り。定番も、秘蔵の酒も。

四季のあじ 旬楽 / 高野 浩吉

和の酒には相当詳しくなったが、酒豪ではないし、昔から日本酒党というわけでもない。「毎週、珍しいお酒が入るので、もう数えきれないくらい試飲して。日本酒や焼酎の良さを知れば知るほど、面白くなってきたという感じです」。

旬の素材と美味しいお酒。

美味しい和食と日本酒・焼酎が楽しめる店として長く親しまれてきた「いわ瀬」が、新しく「旬楽」と名を変え、5月にオープン。基本路線はそのままに、さらにパワーアップ。賑わいを見せている。
店を統括する高野 浩吉は、その様子を笑顔で語る。「旬の素材を使った日替わりメニューは今もお店の売り。北陸中心だった魚介は、広く全国から取り寄せ、さらに、もっと多くの方に来ていただきたいと価格をできるだけ抑えました」。それらが功を奏して、学生や女性客も増えたという。日付の入った手書きの「お品書き」には、その日入荷した野菜や魚介などを使った料理がビッシリ並ぶ。毎日、更新するから、昨日見た料理が載ってなかったり、入店時にあったものが品切れになることも。旬を愉しむ、とは本来そういうもので、それを味わえるのは貴重なことだと改めて気づかされる。
茄子ひとつとっても、種類や産地は様々。40cmはあろうかという細長い大長茄子は熊本産。とても柔らかく、煮たり揚げると味が引き立つ。ころんとした形が愛嬌ある水茄子は、大阪・泉州の特産。その名の通りみずみずしさが際立ち、灰汁が少ないので生で食感を楽しめる。「ゴーヤと大長茄子の甘辛煮」550円や「泉州の水茄子かるもみ」500円など、茄子それぞれの特徴を生かし、一番合う調理法で、会心の一皿ができあがる。
お酒も、定番はもちろん、限定品や季節に合うものなど、全国の酒造選りすぐりの日本酒・焼酎が毎週入荷する。カウンター脇にずらりと並ぶ酒瓶は、ラベルも個性的、知る人ぞ知る地酒も多い。迷ったら、好みを伝えれば、ソムリエのごとく約100種の中から、お勧めのものを探してくれる。料理同様、日替わりメニューがあり、ある日の「おすすめ地酒」を見ると、「流輝(るか)純米吟醸」「五十嵐純米直汲み・夏」など、名前も涼しげだ。

府中では珍しい懐の深い店だ。

毎日食べても飽きないのが和食の良さでもあるが、高野自身は、店の自慢のメニューをなかなかゆっくり味わう機会がない。自ら厨房にも立つが「開店前は入荷・注文のチェックや仕込みなどで忙しく、試食・試飲はしても、ゆっくりする時間はないですね。コンビニ弁当、ファーストフードをかきこむ日も多いかも」と苦笑い。
オフの日の楽しみは、やっぱり食のこと。「食べるのが好きなんでしょうね。イタリアン、焼き鳥屋、居酒屋、色んな店に出かけるし、そこで新メニューのヒントが浮かんだり」。
「旬楽」の多彩な料理は、高野のオフからも生まれる。毎回行くたびにわくわくさせてくれる、貴重な店なのは間違いない。

INFORMATION

「はぐらうりの柚子ポン」380円、「自家製海老団子」650円、「自家製の燻製盛り合わせ」(たらこやサバなど他では見かけないものも)620円 etc……。
イサキやアジのお造り、石もち煮など、旬の魚のメニューが豊富!
地鶏、合鴨、豚角煮など、肉料理もコース料理(3,500円~)も旬の素材が盛りだくさん!
当日仕入れた素材を使うため、メニューは毎日変わります。

日本料理 四季のあじ 旬楽

東京都府中市府中町2-1-9 府中アーバンホテル1F
営業時間/17:00〜24:00(L.O. 23:30) 定休日/木曜
TEL.042-368-1112  HPはこちら

日本料理
四季のあじ 旬楽

東京都府中市府中町2-1-9 府中アーバンホテル1F
営業時間/17:00〜24:00(L.O. 23:30)
定休日/木曜

TEL.042-368-1112

HPはこちら