仲の良い友達の家に行く様に、気軽に立ち寄れる美容室。
二人が作り上げた、カフェみたいに居心地のよい空間。

al.ni.co / 三浦 ともこ

技術はあって当然。桜並木が綺麗な場所だから、何よりお客さんがリラックスできるサロンを目指した。表参道や下北沢の華やかなサロンでの経験と、パートナーの米澤とともに創りあげた店に満足している。一見奥まって入りづらいかも知れないが、その分落ち着いて過ごせる空間。

友達の家のように、心からくつろげる空間。

昨年10月、さくら通りにオープンした、アルニコ。一風変わった店の名は、もともとは磁石の元素記号、「永久的にひきつけあう」という意味があるのだそうだ。刺激的な命名だが、けしてとがっている店ではない。お客さんと近い存在でありたい、ふだん着の話をして、家族ぐるみで来てもらいたい。お店に来た人と人とがつながっていくような、心の通ったサービスがしたい、という意味を込める。
この店、外観も店内も、カフェのように落ち着いたおしゃれな雰囲気。居心地はもちろんよいのだが、美容室だとなかなか思ってもらえないのが目下の悩みだ。しかし、自分たちで考え抜いてつくりあげた店だから、こだわりがある。
三浦の実家のある府中で、と決まってはいたものの場所探しは難航。理想のところに出会うまで1年かかった。「決め手はさくら通りの雰囲気。もう即決です」。店内は決して広くはないが、お客さんがゆったりくつろげるよう、ぜいたくにスペースを取っている。座席は3つにおさえ、リビングにあるようなデザインのものにした。通り側の席は、窓の高さを、座ったときに桜の木だけが見える高さに。外からの視線を気にせずにすむようにとの配慮からだ。

地域に密着して永く愛される美容室になりたい。

結婚して実家を出てからは、仕事が忙しく、ゆっくり立ち寄ることも少なくなっていたが、府中は大好きな街だ。「多摩地区では、けっこうおしゃれな街だと思う。何でもそろうし、街の大きさもほどよい感じで」。
子どものころから姉の髪を結うのが好きで、ごく自然に美容師の道へ。いろいろなタイプの店で経験を積みたいと、六本木、吉祥寺、聖蹟桜ヶ丘などの店に勤めた。パートナーの米澤圭一も、表参道の超有名店で長く働き、流行の最先端の中にいたが「華やかな世界にいるより技術をしっかり身につけたい。もっと身近なところにいるお客さんと関わりたい」という思いがあり、下北沢や多摩地域の店でも働いてきた。
目指しているのは、気軽に足を運んでもらえて口コミで広がっていくような、地域に根ざした美容院。近所の子ども連れの人や、年配のお客さん……ふつうの人たちと飾らない会話をしながら地域にとけ込んでいきたい──。夫婦の考えは一致している
「キッズ・デーをつくって、おもちゃや絵本を置いて子どもたちに自由に遊んでもらい、お母さんたちがゆっくり髪を整えられるようにしていけたら」と、三浦は一児の母としての視点も忘れない。
「暖かくなったら店先のウッドデッキにテーブルを置いて、地域の人の交流のスペースにしてもらうのもいいな」。やりたいことは次々浮かんでくる。現在、HPも準備中。これからが楽しみだ。

INFORMATION

ナノ粒子スチームを使用する事で髪に潤いを。カラーやトリートメント効果がアップするだけでなく、何より「気持ちいい」のがたまりません。

  • カット:4,200円
  • カラー:6,300円〜
  • パーマ:6,300円〜
  • トリートメント:1,050円〜
  • リフトアップスパ:2,100円〜

美容室 al.ni.co アルニコ

東京都府中市府中町1-28-4
営業時間/9:00~21:00 定休日/無休(イベント・講習等除く)
※駐車場あり。事前にお伝え下さい。
TEL.042-306-8355  HPはこちら

美容室
al.ni.co アルニコ

東京都府中市府中町1-28-4
営業時間/9:00~21:00
定休日/無休(イベント・講習等除く)
※駐車場あり。事前にお伝え下さい。

TEL.042-306-8355

HPはこちら